こんにちは!
今回は、建築・不動産業界において最も有名で価値の高い資格について書かせていただきます。
もったいぶらず発表させていただきましょう。
宅地建物取引士 通称 宅建士です。
「おいおい、宅建士なんて知ってるよ。」
「建築学生に必要ないやろ。」
「俺は土地の売買しないっての技術職を志望してるんだ。」
そんな声が聞こえてきますね。
皆さんは、宅建士の本領をまだわかっていないようです。(知ってる人はさっと抜けてね🙇♂️)
それでは宅建士について解説し、皆さんにどのようなメリットが有るのかを紹介していきたいと思います。
また宅建士を受けていて、勉強しているのに落ちてしまう方は後半に出てくる黄色マーカーの内容が原因かもしれません。ぜひ見ていったください。

このブログは
・4年制大学建築学科卒
・社会歴5年目
・転職歴2回
・取得資格
一級建築士、宅建士、賃貸不動産管理士(合格のみ)
の経験を元に書いております。
宅地建物取引士について

今回のゲストは、4年生になり就活を終えたFさんです。

よろしくお願いします!
4年生になり、無事行きたかったハウスメーカーから内定をいただき就職活動を終えました。
単位もほとんど取りきっているため、時間が空いているのですが遊びにすべて使ってしまうのもなと思っています、、、、
何か在学中に取得しておいたほうが良い資格はありますか?

もちろん!
建築・不動産において資格はたくさんあるのだけどおすすめは断然宅地建物取引士だね!

宅地建物取引士、、、
聞いたことはありますが、建築学生でも取ったほうがいいのでしょうか?土地や建物を売買する営業さんが取得するイメージなのですが、、、、

そんなことないよ。
最後には、これは取得したほうがいいなと思えるほど利点があるよ!
それでは、まず宅地建物取引士の説明から行ってみよう!
宅地建物取引士(宅建士)とは
宅建士は、宅地建物取引士業法に基づいて定められた資格であり国家資格に該当します。宅地、建物の売買や交換、貸借の取引において一般の人(知識がない人)が不当な取引で騙されないよう、公正かつ誠実に法に定める事務を行う責務を負います。
土地・建物の売買契約や賃貸物件の仲介を業として行う場合は必要となり、宅建士にしか行えない
独占業務が存在します。
宅建士の独占業務について
宅建士が非常に重宝される理由として挙げられるのが3つの独占業務があることです。
1.重要事項の説明
不動産の売買契約、賃貸契約を行う際に契約前に契約についての重要な事項について説明する必要があります。
2.重要事項説明書(35条書面)への記名
1つ目に上げた重要事項の説明はこの書面を持って行い交付する必要があるのですがその書類への記名も宅建士が行います。
3.37条書面への記名
契約成立後にも、一定の事項を記載した書面(売買契約書等)を交付する必要があります。
この書面を37条書面というのですが、こちらにも宅建士の押印が必要となります。
宅建士を建築学生でも取得したほうが良い理由

宅建士がどのような資格かざっくり理解できたかな?

宅建士がないと不動産の売買や貸借ができないんだね、、、かなり重要な資格なのはわかったけどやっぱり建築学生には必要ないんじゃない?

Fさんは、ハウスメーカーに内定を頂いたんだよね?
会社概要に宅地建物取引業者免許はないかな?

たしかに記載してあるけど、なにか関係あるの?

宅建士はね、、、
事務所の従業員の5人に1人が宅建士でなければいけないんだ。
つまりいればいるほど良いし、いないと困る。
そのためか資格手当がつきやすいんだ。
月に5000円〜15000円が相場かな。
前職では30000円だった会社もあるよ!
もしもの転職時もプラスに働くこと間違いなし!

取るしかねぇだろそんな資格!!!
受験について詳しく教えろや!!

(ひっっっっっっぇええ、、、)
宅建士の試験について
スケジュールについて
受験申込期間 | 例年7月中 |
試験日 | 例年10月の第3日曜日 |
合格発表 | 例年11月末 |
詳しい内容は毎年の公告をご確認ください。
試験について
試験形式は、四肢択一式のマークシートで50点満点となっています。
出題項目は、【権利関係(民法等)】14点【宅建業法】20点【法令上の制限】8点【税・その他】8点の4区分となります。
宅建士には、5点免除が存在します。宅建業に従事し、事前に行われる登録講習を受講することで利用できます。
5点免除は、必要ない!
よく「5点免除(その他に分類)を受けてからの方が取りやすいので就職してから受けます」といった声を聞きますが、以下の理由から必要ないと考えます。
- 土地・建築関連の一般知識がでる。
- 統計に付いての問題が出るが覚える内容は少ない
もちろん建築関係以外の方でも範囲は広くないため免除は必要ないと思います!

建築学生のみんななら、少ない時間でほぼ満点取れる内容というわけだね!

確かに、わざわざ就職してからお金を払ってまで免除を受ける必要はないように思えますね
勉強時間の目安について
大学3年生のとき私は宅建士を受けて合格しました。
率直な感想で行くと3〜4ヶ月が妥当であると考えます。勉学に自身がある方であればもっと短くても行けると思います!反対に私はあまり賢くないから、、、という方々も5ヶ月も6ヶ月もかけるほどの内容ではないと思います。むしろ中だるみしてしまうとその間に記憶が薄れてしまう場合もあります。
- 1ヶ月ないし2ヶ月は、テキストを読みながら随時対応する問題を解く→1単元別で終わり次第再度解く方法でテキスト・問題集を一周させる。
- 残りの時間は過去問、模試を解き苦手分野を徹底的に攻略する。
- 前日、前々日くらいから統計データを頭に叩き込む
このスケジュールでわたしは合格しました。基本は暗記で問題ありませんが、権利関係(民法)については理解したほうが正答率が格段に上がります。
また、長く勉強しすぎ他人にありがちなミスですが、問題を覚えてしまうと本番で目新しい内容になった際に解けなくなることが多いです。
そういった悲劇をなくすためダントツでおすすめなのが
こういった一問一答式の問題集です。
持ち運びも便利ですし、どこの出版でも構いませんが一冊はもちましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
宅建士は不動産資格ですが、宅建登録をしている会社の場合は事務所に5人に1人必要な資格であることから直接その業務に携わらなくても重宝される資格となっております。
資格は一度取れば殆どの場合はなくならず、自分の力となってくれます。
この記事を読んで、宅建士に挑戦してみたいと思っていただけたら嬉しいです。
希望があれば、権利関係(民法等)については解説記事を上げようかと思いますのでぜひ応援コメントよろしくお願いいたします!

それでは皆さん、またね~!

みんなも宅建士勉強頑張ろー!
追記:ついに始めました!宅地建物取引士勉強編 第1回 (民法:意思表示)(心裡留保)
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